湯河原の「くすりと健康相談薬局」トキワ薬局のHPをご覧いただきまして
ありがとうございます。
前回、自律神経の乱れのセルフチェック項目をご紹介させて頂きました。
自律神経の乱れは様々な不調に繋がってしまいます。
自分に合った整え方を見つけられると良いですね。
今回は膝の痛みをテーマにお届けいたします。
私も中学生のころから悩まされている膝の痛み。膝の痛みと言っても、関節の中や
関節の周りと痛む部位は様々です。ものすごく痛みが強かったり、日常動作に支障をきたす場合は、
すぐに医師の診察を受ける人が多いかと思います。何らかの症状を感じたら早めの対処が最善です。
多少の痛みをそのまま放っておき、仮に症状が軽快したとしても、何かのきっかけで、
同じ症状が再び表れることは珍しいことではありません。
軽症のうちに、膝をいたわるべく対処をしましょう。
◎年齢問わず悩む人の多い関節痛!複雑な“膝関節”の構造は?湯河原のトキワ薬局
骨は体を支えたり内蔵を保護しています。この骨と骨をつなぐ部分を“関節”と呼び、
運動器の一部です。骨と骨の間に関節があることで、人は歩いたり
手を動かしたりすることが可能となります。
関節は部位により様々な形態と機能を持っていますが、基本的な構造として、
骨の他に下記の部位があります。
関節軟骨…骨の表面をなめらかに被っていて、硬い組織である骨同士が直接ぶつかり合わないように、
クッションのような役割をしています。
靱帯…骨と骨をつなぐ紐のようなもので、関節がグラグラしないようにしています。
関節包…袋のように関節を包み込み、この内側にある滑膜(かつまく)というところから
少量の水<=関節液>を分泌しています。
なめらかな軟骨と関節液の存在により、関節はスムーズに動き、痛みを感じることがありません。
そんな中で、膝は体重をしっかり支えなければならないにもかかわらず、
非常に不安定で適合性の悪い関節といわれています。この不安定な関節を安定させるために、
骨と骨をつなぐ靱帯が膝関節では重要な役割を果たしており、関節の適合性を良くするために、
半月板が発達しています。
膝を動かすときには、その靱帯と半月板の助けをかりて、大腿骨が脛骨の上を転がりながら
滑るようにして動いています。このようにして膝関節は単に屈伸だけでなく回旋する事も可能であるため、
日常生活やスポーツ活動中には非常に複雑な運動をしています。
◎気づかないうちに負担を掛けている?!膝の痛みの原因をご紹介
<スポーツなどによる膝の酷使>
膝の痛みを予防するためには、下半身の筋力強化は大切ですが、注意をしなくてはなりません。
スポーツをしていると膝を動かす働きをする筋肉も発達していきますが、
筋肉疲労を溜めたまま運動を継続した場合や、過度に体を動かし続けた場合などは、
膝への負荷が増してしまい、膝痛のリスクが高まることもあります。
反復して酷使したり、トレーニングの頻度が高い場合には注意が必要です。
疲労が解消されずに再び運動を始めると、膝を支える筋肉や靭帯への負荷が増し、
関節軟骨の磨耗を早めることになりかねません。
<ジョギング、自転車、山登り>
趣味でジョギングをされている方は膝に痛みを感じると「長い間のジョギングで、膝に負担が生じたのかな?」と想像するかもしれません。
期間が長くなくても、膝へ負担のかかる条件が揃えば、短時間のうちに膝に症状が表れることがあります。
例えば、ジョギングやウォーキングを始めたばかりという人、久しぶりの山登りをしたという人なども
要注意です。普段あまり使われていない筋肉がいつも以上に働くことで、筋疲労を起こすと、
太ももやふくらはぎ、お尻の筋肉などが一時的に硬く緊張し、膝を支える複数の筋肉の機能バランスが
崩れて痛みを起こすことがあります。
< 脚・X脚の影響>
腰や骨盤、股関節周りの筋肉バランスが悪く、後天的にO脚やX脚になってしまった場合、
O脚では膝の内側へ、X脚では膝の外側へ負荷がかかりやすくなり、膝痛へ発展することがあります。
脚の変形は、外反母趾や土踏まずのアーチが下がる偏平足によって足元の不安定が原因となることもあります。
サイズの合わない靴・ハイヒールを無理して履き続けたり、靴底のすり減りで、左右差が大きい場合、
その靴を履き続けることは避けましょう。
また、靴の中で足の指が靴に当たり痛い場合、靴底のクッション性が悪く足部痛を感じる場合、
足の痛みをかばいながら歩いている場合も、歩行時の体重分散にも影響を及ぼします。
体重のかかる部位が変化すると、太ももやふくらはぎの筋肉が疲労し、膝に負担が掛かってしまいます。
<捻るような負荷がかかる状況>
砂利道や雪道など足元の不安定な場所を歩いていると、不意に足を滑らせて転びそうになります。
この時に、膝の関節へ捻るような方向の負荷がかかると、膝を痛めてしまうことがあります。
スポーツやトレーニング中にも、横に動いたり急に立ち止まったりするような動作でも、
捻りの負荷がかかり痛めることがあります。また、あぐら姿勢や横座りをする時も要注意です。
<肥満・体重増加>
「減量したら膝の痛みも改善された」という話をよく聞きますが、肥満や急激な体重増加は、
膝の痛みを引き起すリスクが高くなります。
歩くだけでも、自分の体重の約3倍の重みが膝へかかります。もし10キロ体重が増えてしまった場合、
膝への荷重は約30キロ増加ということになってしまいます!
肥満により動くことが億劫になることで、膝を支える筋力も衰え、膝にとっても良くない状態が
続くことになりかねません。
<太ももの筋肉の疲労・衰え>
膝の曲げ伸ばしをスムーズに行い、膝への負荷を和らげるためには、太ももの前・後面にある
複数の筋肉の正常な働きが必要になります。
筋肉疲労で膝を支える力が入らなくなったり、運動不足により筋力不足になったり、
日頃の癖や姿勢、疲労などの影響で太ももの筋肉の働きが低下したりと、太ももの筋肉が
ベストな状態を維持できなくなる要素は、日常生活習慣の中にも沢山あります。
また、怪我や病気などで寝たきりの状態が続いた後も膝を支える筋力が低下することがあります。
◎膝の痛みに対するいたわりの対処はトキワ薬局にご相談を
痛みのコントロール…湿布・消炎鎮痛剤の服用など
膝を支える筋力アップ・サポート…トレーニング、サポーター、マッサージ効果・手技など
ウェイトコントロール…食事療法、運動療法、サポート食品など
膝の痛みに対して出来ることを、患者様の生活習慣や状況などをお伺いしながら
アドバイスさせて頂きます。
自分では気づかない生活習慣の中にある要因を発見するきっかけになるかもしれません。
トキワ薬局は、処方せん調剤だけでなく、一般医薬品、健康食品を通して、健康についての情報の発信や
健康相談なども積極的に行っております。
慢性的な膝の痛み、違和感などは当薬局の薬剤師にお気軽にご相談ください。
【店舗情報】
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