湯河原の「くすりと健康相談薬局」トキワ薬局のHPをご覧いただきまして
ありがとうございます。
前回は体の悩みとして挙げられることの多い「腰痛」について、起きる原因から対策まで
ご紹介させて頂きました。実は腰痛にも種類があって原因も様々な為、痛みが続いたり
痛み方が変わったりした際には受診されることをお勧めいたします。
受診するほどではないけれど気になる、ちょっと相談したいという時にはトキワ薬局
へお気軽にお越しください。
さて、11月に入り一段と気温も下がってきました。そんな時に気になるのは
体の「冷え」ではないでしょうか?
「冷え」が慢性的に続くと、心身の不調を引き起こすことがあります。
例えば、頭痛や月経痛がひどくなったり、ぜんそくや花粉症が悪化したり……。
疲労感も解消されにくくなるなど、身体への悪影響は様々です。
「夏冷え」についてお話したことがありますが、今回はまさに冷えに対して「温まる」というお話を
したいと思います
◎冬の寒さに負けず体を「温める」飲み物や食べ物をご紹介-湯河原のトキワ薬局-
「冷えているな…寒いな…」という時、温かい飲み物を飲むのが手っ取り早いですよね。
外出先でも温かい飲み物を飲めば手軽に温まれます。では、どんな飲み物を選ぶとより
効果的なのでしょうか?
<体を温めるのにオススメの飲み物>
・ココア、黒豆茶、赤ワイン…ポリフェノールの血管拡張作用により、血流が気になる人におすすめです。
・生姜湯、生姜紅茶…ショウガに含まれるショウガオールが体を温めるサポートをします。
・紅茶、烏龍茶…体を温めるには、「発酵」したものの方が効果的です。
発酵度合としては、紅茶>烏龍茶となります。
(緑茶は発酵していないので体を温める飲み物としてはあまり効果が期待できません)
・日本酒、紹興酒…製造過程で発酵しているため、体を温めるサポートをします。
<体を温めるのにオススメの食べ物>
体を温める食べ物は「物理的にあったかい」「塩気、苦味、渋みがある」「寒い地方でとれるもの」です。
逆に体を冷やす食べ物は「物理的に冷たい」「砂糖(糖質)を多く含む」「あったかい地方でとれるもの」です。
つまり、体を温めるには、生野菜より火を通した野菜、冷たいジュースより温かいお茶、冷酒より熱燗
といったことですね。
また刺激のあるものは体を温めるので、たまねぎ、ねぎ、しょうが、ハーブ、唐辛子などをうまく利用して
取り入れましょう。
野菜…ニンジン・カボチャ・タマネギ・レンコン・ゴボウ・ジャガイモ・自然薯・玄米・生麦など。
冬が旬、寒冷地で育つ、地中で育つ、暖色系、水分が少ないものが根菜類と言え、
全部体を温める作用があるわけではありません。例えば大根は根菜類ですが、
体を冷やす部類に入るように例外もあります。
そんな野菜でも、煮込み料理やスープなどでしっかりと火を通して食べる等、
調理法を工夫することで、冷やす作用を緩めることができますので安心してください。
玉ねぎやにんにくの臭いの元アリシンは、玉ねぎやニンニク、ニラなどに含まれており、
末梢の血管を拡張し血行をスムーズにする効果がありますので、うまく取り入れてみると良いでしょう。
黒砂糖・全粒粉パン・玄米…未精白のものがより良く、ビタミン・ミネラルも豊富ですので栄養バランスも良いです。
生姜・香辛料…生姜は冷え性の人にはとてもオススメです! 料理に使うのはもちろん、
お湯で割って飲んだり紅茶に入れて飲むのも良いでしょう。
生姜を加熱して出来るショウガオールは、生姜に含まれるジンゲロールという成分に
熱を加える事で出来る成分です。胃腸を刺激し熱を出したり、血管を広げて血流を良くするためにおすすめ。
寝る前に紅茶1杯にすりおろした生姜を小さじ1杯程度・黒砂糖を入れて飲めば、体が温まって
ぐっすり眠れますのでお試しください。
高麗人参…高麗人参に多く含まれるジンセノサイドは、植物に含まれるサポニンのひとつで、
高麗人参や豆類などに多く含まれています。赤血球の生成をサポートする働きがあるため貧血に良く、
また血管を広げてくれる効果もあります。漢方や栄養補助食品で取り入れてみると良いでしょう。
いかがでしょうか?
冬は冷えて仕方ない…という冷え性の方は、体を温めるのに効果的な食べ物や飲み物を
積極的に取り入れてみてください。
次回は引き続き「温まる」というテーマで、体の内側から体質を良くしたい人の為に、
栄養素や生活習慣、運動についてご紹介をいたします。
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