有限会社トキワ薬局

いま話題の「サポニン」を摂取しよう♪-湯河原のトキワ薬局-

湯河原の「くすりと健康相談薬局」トキワ薬局のHPをご覧いただきまして

ありがとうございます。

前回のコラム、「体がさびる活性酸素とは!?」の中で、抗酸化作用のある食品についてご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか。

今回は抗酸化作用の強い成分「サポニン」についてご紹介したいと思います。

 

◎いま話題の「サポニン」を摂取しよう♪-湯河原のトキワ薬局-

 

【サポニンの持つ作用とは?】

 

■体内のコレステロールを軽減をサポートする

■血栓のもととなる過酸化脂質(活性酸素によって酸化された脂質など)の生成を抑制する

 

特に大豆や高麗人参に含まれるサポニン(高麗人参については過去のコラム参照)には、様々な効果・効能が期待されており、サプリメントなどに活用されています。

 

【サポニンの歴史は100年以上!】

b48e952787cedb1a1be10fcd227da4b9f36b5ee7.jpg

サポニンには数多くの種類がありますが、中でも有名なのが大豆や高麗人参に含まれるサポニンです。

漢方薬などにはサポニンを含む生薬が使われることが多く、昔から人々の生活に取り入れられることが多かったことが知られています。

 

サポニンそのものの研究の歴史は古く、1900年代初頭には、血液に対するサポニンの効果が論文で報告されています。

人参に含まれるサポニンに関しては、日本では1900年初め頃より研究が始まりました。

【サポニンは食品から摂取できる!】


スクリーンショット 2025-07-10 141929.png

 

サポニンにも種類があり、大豆サポニンや人参サポニンなど、含まれている食品によって名前が付けられ、由来する植物によってサポニンの性質や働きが違います。

 

特に身近で取り入れやすいのが、大豆製品やごぼうで、特に高野豆腐の大豆サポニン含有量は抜群です。

しかし毎日摂取しようと思うと、献立が限られてきますし、飽きてしまうこともありますよね。

そんな時は、サポニンが含まれたお茶やサプリメントで効率的に取り入れるのが効果的です!

 

【サポニンを摂取する際の注意点】

8558957148e05b94be17446717705b7c6c07ab5e.jpg


サポニンは様々な植物に含まれていますが、サポニンの種類によって安全性が異なります。

■安全性の高いサポニン…大豆サポニン・人参サポニン(大豆サポニンは100mg/日が目安の摂取量)

 

■過剰摂取してはいけないサポニン…桔梗や柴胡(さいこ)などに含まれる生薬のサポニン(過剰摂取すると溶血作用や吐き気を引き起こす場合も)

 

生薬は体に良い作用を持っていますが、それは用法用量を守った場合です。

過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす場合がありますので、説明や記載にある定められた分量を守りましょう。

 

またサポニンを摂取する場合、医薬品との相互作用を確認する必要があります。

医薬品を服用している場合は、サポニンの摂取について念のために主治医に相談しましょう。

 

【サポニンの効果】

サポニンには様々な効果がありますが、主に以下のような方におすすめです!

スクリーンショット 2025-07-10 142118.png

 

1.肥満の抑制をサポートする


5251bfe2fe486609b3552b63bbf86de5b2d73921.jpg

田七人参や高麗人参に含まれるサポニンには、腸で吸収したブドウ糖が脂肪と合体しないように抑制し、脂肪の蓄積を抑えるサポートをしてくれます。

これまでの実験で、体重、内臓脂肪、中性脂肪、血中コレステロール・動脈硬化などの軽減をサポートする効果があることが分かっています。

ですので、田七人参、高麗人参、大豆、ゴボウなどを食事のメニューに上手に取り入れることで、老廃物を排出するサポート効果が期待できますよ♪

 

 2.肝機能を高める効果

 アルコールの摂りすぎや、脂っこい食べ物の摂りすぎは、肝臓での代謝に負荷がかかります。

 サポニンは水と油の両方になじむ性質があり、脂肪の合成や吸収を抑えることに役立ちます。

その結果、肝臓での代謝機能が助けられ、肝臓本来の力が戻ります。

合わせて、サポニンの抗酸化力により、細胞膜を構成する脂質(コレステロールなど)の酸化が抑えられて、血中に中性脂肪や悪玉コレステロールの蓄積が少なくなるようサポート。

コロナ禍で「家飲み」し、酒量が増えて困っている方には是非ともお勧めです。

 

4.咳や痰(たん)を抑制する効果


98fd9e7a67a0b2b04393174003a19ca85da67327.jpg

桔梗に含まれる薬用成分のサポニンは、咳を鎮めたり、痰を除いたりする薬として利用されています。

その他にも、のどの腫れや化膿などにも効果があるといわれ、風邪薬などにほかの生薬と合わせて配合されることがあります。

“良薬口に苦し”とは、サポニンにふさわしい言葉ですが、最近では取り入れやすい工夫がされています。

日々の生活の中で、意識的に抗酸化成分を取り入れて健康的な体作りをしていきたいものですね♪

これらは健康食品としても取り入れやすいかと思いますが、健康食品の選択は、何よりも「信用」です。

含有量や産生地、そのほかに含まれる成分もしっかりチェックしましょう。

 

次回は、サポニンと並ぶ抗酸化成分【アスタキサンチン】についてご紹介していきたいと思います。いま話題の抗酸化成分となりますので、ぜひご覧ください!

 

トキワ薬局は、処方せん調剤だけでなく、一般医薬品、健康食品を通して、健康についての情報の発信や健康相談なども積極的に行っております。

サポニンに関するサプリメントや健康食品などのご相談は、当薬局の薬剤師にお気軽にご相談ください。



【店舗情報】

<トキワ薬局本店>

神奈川県足柄下郡湯河原町中央1丁目25−13  TEL:0465-62-3672

<トキワ薬局宮上店>

神奈川県足柄下郡湯河原町宮上50−7     TEL::0465-63-8103


記事一覧へ
新着記事