湯河原の「くすりと健康相談薬局」トキワ薬局のHPをご覧いただきまして、ありがとうございます。
いよいよ今年も最後の月となりましたが、健康的にお過ごしでしょうか?
からだを冷やしていませんか?
体を効果的に温めるなら、こちらの記事をご覧ください。
新型コロナウィルス、オミクロン株が国内で確認されました。早い段階での入国制限したことは水際対策として評価できますが、感染者は既ワクチン接種者であること、既に濃厚接触者が多数あるということから油断出来ません。
我々のすべきことはこれまでと一緒です。
そして個々の免疫力ではないでしょうか。
上記の行動や、食事、運動、生活習慣などを見直して、寒い冬を元気に乗り切っていただければと思います。
今回も有益な健康情報や、注目の情報をご紹介します。
◎11/7~11/27の健康情報をお届けします-湯河原のトキワ薬局-
▼「コーヒー、コーヒーノキ」安全性:危険情報
・妊婦 (年齢不明、日本) が、妊娠初期よりカフェインレスコーヒーを連日摂取していたところ (摂取量不明) 、胎児水腫、胎児循環不全が認められ、妊娠35週6日に緊急帝王切開で出産。
出生後の検査で胎児の動脈管早期収縮と診断され、カフェインレスコーヒーに含まれるポリフェノール長期摂取との関連が疑われました。
日本小児科学会雑誌. 2017;121(7):1253.
▼「青汁」安全性:危険情報
・63歳男性 (日本) が、健康のために青汁を摂取していたところ (摂取量不明) 、皮疹を生じ、医療機関を受診して経過観察していたが、約2ヶ月後に増悪。
その1ヶ月後に他の医療機関を受診したところ、浮腫性紅斑、紅色丘疹が多数あり、紅皮症が認められた。DLST(アレルギー検査)において青汁が陽性を示しました。
日本皮膚科学会雑誌. 2014;124(6):1172.
特に大麦若葉を使った青汁は、小麦アレルギーの原因となる「グルテン」に似たたんぱく質を含んでいるため、小麦アレルギーのある方は注意が必要な食品です。
▼普通の食事+ハーブ&スパイス=血圧が下がる?!
特にヘルシーではない平均的な米国式食に、たっぷりのハーブとスパイスを加えただけで4週間後に血圧が下がったといいます。(米・ペンシルバニア州立大学の研究)
低下幅は大きいものではなかったが、たっぷりのハーブやスパイスで料理を味付けすることは、食事をより美味しくするためだけでなく、心臓の健康にも役立つ可能性が明らかになったといいます。
ペンシルベニア州立大学のピーターセン氏らは、調査結果は人々に心臓の健康の改善を助ける簡単な方法を提供すると述べています。
本研究では、ハーブ・スパイスミックスの内容は、バジルやタイム、シナモン、ターメリックなど24種類を使用しています。
研究の結果、高用量のハーブやスパイスを含む食事を摂取した期間後に、中用量の食事期間後よりも収縮期血圧が低くなり、低用量の食事期間後に比べて拡張血圧が低下していたという。
今回の結果は、特に心臓の健康維持を目的にしたメニューではなく、加えたハーブの量だけが異なる食事によるものであることが注目です。
https://academic.oup.com/ajcn/advance-article/doi/10.1093/ajcn/nqab291/6369090
ハーブやスパイスで風味づけすることは、風味のバリエーションを増やすだけでなく、塩分や糖分を少なくして調理することにも役立ちます。
新しい美味しさを発見できるかもしれません、ぜひ一度試されてみてはいかがでしょう。
▼カカオの機能性のヒト試験における検証結果 (森永製菓)
https://www.morinaga.co.jp/public/newsrelease/web/fix/file6189f9ce05565.pdf
カカオフラバノール30mgを含むココアを飲むことで、指先の血流量、皮膚温度、手の冷えの感覚にどのような影響が及ぶかをヒト試験において検証し、『皮膚血流量』、『皮膚温度』と『指先の冷えの感覚』のスコアが改善することが認められました。
(KC カカオフラバノールは、機能性表示食品で血圧の訴求で届けられていますが、近々が新しい機能性で届けられそうですね。 )
▼最近話題の「腎臓病用組み合わせ食品」とは?
最近、腎臓病の患者さんたちの間で話題の腎臓組み合わせ食品についてご紹介します。
「腎臓病用組み合わせ食品」とは、食事療法を必要とする腎臓病の方向けの食品です。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_special_dietary_uses/
腎臓病用組み合わせ食品は、「特別用途食品」の1つであり、医師や栄養士などの指導に沿って利用することが適当とされています。
また全ての特別用途食品は、必ず消費者庁の許可や国の審査を受けなければなりません。
今後活用が見込まれている食品であるものの、現在はまだ1件も製品が許可されていません。
「腎臓病用組み合わせ食品」の表示があっても、安易に信用せず、活用前に医師や栄養士に確認されることをおすすめします。
なお、特別用途食品には腎臓病だけでなく、乳児の発育、妊産婦、えん下困難者などに向けた物もあります。
これらを上手く活用することで、日々の負担を減らしたり、より適切な食事を楽しめたりする場合もありますので、一度ご覧いただくのも良いでしょう。
▼マグネットボール、キューブ 誤飲すると非常に危険!小さな子に触らせない!
https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_021/assets/csic_cms101_211125_01.pdf
最近、小さなお子さんがネオジウム磁石製のマグネットボールやキューブを誤飲する事故が多く発生しています。
マグネットボール、キューブは磁力が非常に強く、2個以上飲みこむと磁石同士が腸管を挟み込んだ状態で動かなくなってしまい、自然に排泄されなくなることがあります。
また気が付かずに時間がたつと腸管に穴があき、開腹手術や大がかりな処置が必要となります。
現在、消費者庁では対象年齢や警告文をより明確に表示したり、アマゾンや楽天などのインターネットショッピングサイトにも子供向けに販売しないよう協力を要請しています。
クリスマスシーズンとなりますので、プレゼントなどを買われる際はぜひ参考になさってみてください。
(KC このチラシ、ぜひ薬局にも掲載して、注意を促すべきと思います。)
▼小学生のゲーム依存 全体の5.6% (富山大)
https://www.u-toyama.ac.jp/news-education/38412/
2018年7~9月に富山県内の4~6年生の小学生13,092名を対象に、質問紙を用いた調査を実施しました。全体の回収率は97.6%、最終分析数は11,826名(88.2%)でした。
ゲーム依存(が疑われる児童)は全体で5.6%(男子7.8%、女子3.2%)。
40人学級の場合、ゲーム依存の児童は2~3名存在することになります。
★ゲーム依存とは
スマホゲームやテレビゲームのやり過ぎで、日常生活に支障をきたす状態を言います。
この4項目が12か月以上続く場合、「ゲーム依存(ゲーム障害)」と診断されます。
ゲーム依存は、世界保健機関(WHO)により国際疾病分類(ICD)に認定されています。
あのギャンブル依存症などと同じ精神疾患に位置づけられ、世界中で問題視されているのです。
★スマホゲームの現状
スマホの世帯保有率は2016年には70%以上となり、私たちの生活必需品とも言えます。
中でもスマホゲーム市場は、2011年度480億円だったものが2017年には度9600億円(予測値)と、約20倍に膨らんでいます。
スマホゲームは、基本無料で手軽に始められ、いつでもどこでも楽しめます。
昔の家庭用ゲーム機であれば、ソフトが終わればプレーにも区切りを付けられた場合が多かったと思います。
しかし、スマホゲームは絶えずアップデートをしているため、飽きさせず終わりもありません。
厚生労働省の調査では、成人では約421万人、中高生では約52万人が依存の予備軍とされています。
★ゲーム依存にならないためには
ただし、ゲーム依存症は疾患の1つです。
医療機関での対応が一番効果的な場合もありますので、家族で取り組むだけでなく、必要であれば受診もご検討ください。
健康食品や体の不調などお困りの際は、一度当薬局へお越しください。
表示の見方なども、しっかりご説明させていただきます。
当薬局の健康食品は薬剤師が吟味して取り揃えております。いつでもご相談ください。
【店舗情報】
<トキワ薬局本店>
神奈川県足柄下郡湯河原町中央1丁目25−13 TEL:0465-62-3672
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