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◎IT機器に注意!若年層に急増している目の病気をご紹介-湯河原のトキワ薬局-

湯河原の「くすりと健康相談薬局」トキワ薬局のHPをご覧いただきまして、ありがとうございます。

 

さて10月は「メガネの日」「目の愛護デー」と、目に関する話題が増える時期です。

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引用 公益社団法人日本眼科医会HP


パソコンやスマホなどのIT機器の影響から、以前では高齢者に多かった目の病気が10代以降の若年層にも増えてきたと言われています。

 

今回は、10代の方にも増えている「若年層の目の病気」についてご紹介いたします。

 

◎IT機器に注意!若年層に急増している目の病気をご紹介-湯河原のトキワ薬局-

 

目の病気といえば、「老人性」や「加齢」をイメージする方もいらっしゃるでしょう。

しかし今や、10代以降の若年層にも目の病気が増えており、働き盛りの世代への課題として考えられ始めています。

 

今回のコラムでは、IT機器が原因とされている目の病気の中で、特に患者数の多い3つをご紹介いたします。

心当たりがある方も無い方も、ぜひご一読ください。

 

▼10代にも発症している!?スマホなどが原因となる目の病気が急増中!

 

近年、10〜30代に「スマホ老眼」「緑内障」「若年性白内障」といった症状が増えています。

 

これらはすべて、スマホやパソコンなどのIT機器が大きく影響しています。

スマホなどのIT機器は、私達の生活と切り離せない存在になっていますが、環境や方法に配慮しつつ使用する必要があります。

 

①スマホ老眼

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引用 参天製薬株式会社HP


まず「スマホ老眼」と「老眼」は異なるものです。

 

スマホ老眼…スマホなどの画面を見続けたことにより、目のピントを合わせる毛様体筋が凝り固まってしまうため緩みにくくなり、ピントが合わなくなる

 

→遠くのものが見えにくくなる(近くのものは見える)

 

老眼…加齢により水晶体の柔軟性が低下

 

→ピント調節ができなくなる

 

つまりスマホ老眼には加齢は関係なく、10代であっても発症します。

ただの疲れ目だと思っていたら、スマホ老眼だったということも少なくありません。

 

なお以下の点にあてはまる方は、スマホ老眼の可能性があります。

 

《スマホ老眼チェック項目》

 

□スマホの小さな文字が見えない

□スマホを見た後に遠くを見るとぼやける

□夕方になると目が見えにくい

□目に疲労感がある

 

★目に影響の少ないスマホの使用方法を考えよう

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スマホやIT機器が原因となる目の病気には、使用方法や使用環境を見直すのが効果的です。

現在症状がある方はもちろんですが、症状がない方も予防の為、ぜひ実践してみてください。

 

・スマホの使用時には30cm以上目から離す

・暗い場所でスマホを使わない(瞳孔が開くため光を強く感じすぎてしまう)

・適切な休憩時間を取る

・睡眠を十分に取り、目を休ませる

・目の乾燥を防ぐため、まばたきしたり、目薬を使用する

 

またスマホは、まばたきの減少や目の乾燥を引き起こしやすくなります。

目がゴロゴロしていたり、違和感がある場合は、乾燥による角膜の軽度損傷の可能性もあるため、一度眼科を受診することをおすすめします。

 

以前のコラムでは、薬局で購入できる点眼薬「OCT点眼薬」や、角膜修復を促す成分「レチノール」についてご紹介していますので、こちらもご覧ください。

②緑内障

 

日本人の失明原因上位の「緑内障」は、眼圧が上昇することで視神経に異常が起こり、視野が欠ける病気です。

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引用 参天製薬株式会社HP


40代の20人に1人が緑内障であると言われていますが、実際に緑内障の診断を受けている方は1割にも満たず、気づかぬうちに悪化したり進行したりして、失明を防げないケースが多くなっています。

 

実は、私達は普段両目を使って生活しているため、視野が欠け始めてもなかなか気づきにくいのです。

 

しかし今や、この緑内障が40代以前である、10代以降でも発症しているのをご存知でしょうか?

 

★緑内障の原因「ブルーライト」に注意!睡眠を妨げる効果はカフェインの4倍!?

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引用 ブルーライト研究会HP


緑内障の若年化の原因は、スマホやパソコンの「ブルーライト」です。

 

ブルーライトは、スマホなどの電子機器から発せられる人工の光で、眼精疲労や眼圧上昇を引き起こします。

また、睡眠を妨げる効果はカフェインの4倍にもなり、さらに目の疲れを助長します。

特にブルーライトはスマートフォンから多く発生しています。

 

最近では、血糖値や血圧への関連性も指摘されており、ブルーライトとの付き合い方を考える時代になっていると言えるでしょう。

 

★緑内障は早期発見と早期治療が重要!

 

緑内障は、早期発見・早期治療で進行を抑えたり、失明を回避できます。

 

やはり緑内障においても、日頃から目の疲れを溜めないようにケアしたり、スマホなどの使用時間をコントロールすることが重要です。

 

①のスマホ老眼と同じように、スマホなどの使用時の注意点をぜひ励行してみてください。

 

またIT機器を使うことが多い方は、定期的にセルフチェックを行ったり、定期検診へ行くようにしましょう。

 

③若年性白内障

 

60代以降に多かった白内障も、現在は40代などにも発症する「若年性白内障」として急増しています。

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引用 日本白内障学会HP


白内障は、瞳の奥にある水晶体が濁り、黒目が白くなる病気。

視界が白くぼやけ、色味もほとんど分からなくなり、失明に至る病気で、緑内障と並んで失明原因の上位になっています。

 

原因は、こちらもやはり「ブルーライト」が大きく関わっていると考えられています。

 

若年性白内障は、加齢の白内障に比べて進行速度が速いため、やはり早期発見が重要!

10〜30代であっても、以下の項目に該当する場合は、スマホの使用方法を見直すとともに、一度受診されることをおすすめします。

 

《若年性白内障チェック項目》

 

□紺色が黒に見えてしまう

 

□明るい方から来た人の顔が分かりにくい

 

□月が二重三重に重なって見える

 

□メガネを新調してもすぐに合わなくなってしまう

 

なおスマホなどが原因の病気は、ご紹介した3つ以外にも多々あります。

 

※下記画像は、スマホの見すぎによって起きたと考えられている「急性内斜視(スマホ内斜視)」


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引用 日本速脳速読協会HP


しかしながらブルーライトを完全に遮断することは難しいと思いますので、使用方法などをコントロールしながら、健康への影響をなるべく減らして使っていきたいものですね。

 

また、年々IT機器の利用を始める年齢も若年化しています。

年齢が小さいうちから、IT機器の適切な使用方法を教えることも重要です。

 

そして、眼鏡をしている方は、目の健康のため眼鏡についても見直してみてはいかがでしょうか?

特に合わない眼鏡は、目の健康にも大きく影響することがわかっています。

 

▼眼鏡の不適合による体調不良等に注意! ― 眼鏡は処方箋をもとに作製し、目の健康を守りましょう ― (消費者庁)

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_064/assets/consumer_safety_cms205_221007_01.pdf

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目に関する最も身近な製品である眼鏡は本来、視機能をサポートするためのものです。

しかしながら事故情報データバンクには、合わない眼鏡を掛けることで頭痛、めまい、目の不調等が生じた等との情報が、平成 24年〜令和4年8月末までの約 10 年間に、238件寄せられています。

 

その多くの原因はレンズの不適合であり、幅広い年代で体調不良等が見られましたが、中には子どもの視力が低下した可能性のある事例もありました。

 

・視力低下には目の疾患が原因の場合もあるため、安易に眼鏡を作製せず、まずは眼科の受診を行う

 

・眼科医により、使用用途に沿って出された処方箋をもとに眼鏡を作製してもらう

 

・作製の際は、価格や利便性だけでなく、サービス内容にも納得できる専門店を選ぶ

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なお令和4年11月より、「眼鏡作製技能士」という職種が誕生します。

 

眼鏡作製技能士は、眼鏡技術者と眼科医が連携し、目の健康や作製技能の向上などを提供できる体制を取ることを目指す職種です。

眼鏡を作製する場合は、眼鏡作製技能士のいるお店を選ぶのも良いですね。

 

では、度の合わない眼鏡によって起こる症状や、買い替えについても見ていきましょう。

 

★合わない眼鏡をかけた場合の影響や買い替えの頻度は?

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眼鏡は、見えすぎても見えにくくても目の健康に影響します。

 

・眼精疲労の原因になる

・ストレスやイライラなど精神的な負担になる

・近視が悪化する可能性がある

・ピントを合わせる力が弱くなる



特に見えすぎることを「過矯正」と言い、目の筋肉を使いすぎてしまうため眼精疲労を引き起こします。

 

眼鏡で矯正する視力は1.0程度が適切と言われており、見えれば見えるほど良いというわけではないのです。

 

なお眼鏡の寿命や買い替え頻度は、2〜3年程度と言われています。

レンズやフレーム、鼻パッドなどの劣化・変形の防止、定期的な視力検査や度の調整によって、常に目にあった眼鏡をかけておきたいものです。

 

さらに、老眼は35歳前後から始まる方もいます。

35歳を過ぎた方は、老眼を含め視力の状態を一度検査してみましょう。

 

▼水際対策緩和!トキワ薬局では新型コロナの抗原定性検査を実施しています

 

10月11日以降、新型コロナに関する水際対策が大幅に緩和されました。(詳細はこちらをご覧ください)

 

さらに、水際対策と同時に「全国旅行支援」も実施されているため、外国人旅行客とともに国内旅行者も大幅に増えることが予想されます。

 

しかしここ一週間の動向を見ますと、厳格な検査体制が緩和された中でも感染者数は増加傾向になっています。これは何を言わんとするか?

今後は、個々が体調管理や感染対策にしっかり取り組むことが重要です。

 

《マスク着用について》


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これはあくまでも『原則』です。

咳エチケットはもちろん、会話など飛沫が生じる場面は、屋内外に関係無く、マスク等を着用しましょう。

 

新型コロナ感染拡大防止の一環として、トキワ薬局では新型コロナに関した抗原定性検査を行っております。

 

この検査は、神奈川県内在住の方で対象条件を満たす場合であれば、無料で検査を行えます。

(神奈川県内在住者でない場合も、有料になりますが検査を行っていただけます。)

 

詳しい内容は神奈川県HPをご覧いただくか、トキワ薬局本店(0465-62-3672)または宮上店(0465-63-8103)までお問い合わせください。

※電話にて事前予約をされておくと確実です。

 

また感染された方で後遺症に悩まれている方も多いようです。

後遺症や気になる点がある方は、ぜひ気軽に当薬局までご相談ください。

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トキワ薬局では、健やかな生活をサポートできるよう、健康情報を発信したり、お客様へ健康に関する適切なアドバイスを行っております。

 

体の不調や健康食品、漢方などに関してお困りの際は、一度当薬局へお越しください。

生活習慣を整えたい方も、ぜひご相談ください!

 

なお当薬局の健康食品は、薬剤師が吟味して取り揃えておりますので、いつでもご相談くださいませ。

 

【店舗情報】

<トキワ薬局本店>

神奈川県足柄下郡湯河原町中央1丁目25−13  TEL:0465-62-3672

<トキワ薬局宮上店>

神奈川県足柄下郡湯河原町宮上50−7     TEL:0465-63-8103

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