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◎冬の入浴にご注意!安全で快適なバスタイムを楽しむには?-湯河原のトキワ薬局-

湯河原の「くすりと健康相談薬局」トキワ薬局のHPをご覧いただきまして、ありがとうございます。

 

今回は「入浴」をテーマにした耳寄り情報をお伝えいたします。

良かれと思っていた行動が、入浴のデメリットや体調不良の原因に繋がっているかも…?

 

寒い日が続いていますが、入浴に関する知識を深め、快適な入浴時間をお楽しみください!

 

◎冬の入浴にご注意!安全で快適なバスタイムを楽しむには?-湯河原のトキワ薬局-

 

▼シャワーだけではもったいない!入浴のメリットとは?

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夏の間は特に、シャワーだけで済ませてしまう方も多いのではないでしょうか?

確かに暑い時期には、少しでも早く済ませてしまいたいですよね。

 

しかし入浴には、シャワーだけでは得られないメリットが多く存在します。

1日の疲れを取りやすくするだけでなく、その後の就寝にも好影響を与えてくれますよ。

 

まずは、入浴のメリットをご紹介いたします。

 

①温熱効果

 

お湯に浸かることで体が温まり、血管が拡大・血行が良くなります。

このため、全身へ酸素や栄養が巡っていきます。

 

同時に、体内にある疲労物質や老廃物の回収がはかどるため、自律神経にも良い影響を与えてくれます。



②浮力効果

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肩まで湯に浸かると、浮力によって体重が普段の10分の1程度に軽減。

普段体重を支えている筋肉や関節が、一時的に休められます。

 

筋肉や関節が休められると、緊張がほぐれやすくなるため、心身ともにリラックス効果を感じやすくなります。

 

浮力により、腰やひざに痛みのある方や、肥満の方でも負担が少なく入浴できるのも嬉しいポイント!

 

また入浴剤を入れたお湯の場合、浮力は更に高まります。

 

③水圧効果

 

お湯に浸かると、体に水圧がかかります。

そうすると血管にも圧力がかかるため、血行が良くなり、むくみの軽減にも効果的。

 

立ち仕事など、同じ姿勢が続くお仕事をされている方など、むくみを感じやすい方にオススメです。

 

④睡眠の質が高まる

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入眠したい時間の1〜2時間前、ぬるめのお湯に浸かっておくと睡眠の質が上がりやすくなります。

 

人は、体温が下がるときに眠たくなるもの。

入浴により、一度体温を上げてから、入眠時間の頃に体温が下がるようにしてあげましょう。

睡眠の質が上がると、疲労回復度も向上し、翌朝に持ち越す疲労を軽減できます。

 

その他にも、入浴は幸福度を上げてくれたり、要介護・脳心疾患などのリスクを減らしてくれることなども報告されています。

 

▼入浴の注意点!入浴を控えた方が良い時とは?

 

入浴のメリットが多いとは言っても、入浴を控えた方が良い場合も存在します。

注意点や、控えた方が良い点を確認し、入浴の安全度を高めましょう。

 

★入浴に際しての注意点

 

・脱衣所や浴室の温度差をなるべく減らすようにする

 

温度差は、血圧の急激な上昇・降下による「ヒートショック」をもたらします。

特に高齢者は血管のハリが少なくなっているため、ヒートショックによって脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高いため要注意!

 

脱衣所にパネルヒーターなどの暖房器具を置いたり、入浴前にシャワーで浴室内を温めるのも効果的です。

シャワーのお湯は40℃に設定し、90秒程度浴室内の壁などに当てるだけで、浴室内の温度が高まります。

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また夜は寒いからと言って、冬の朝風呂はオススメできません。

早朝は血圧が安定しにくいため、ヒートショックになりやすいと言われていますのでご注意ください。

 

・高齢者の入浴時は声掛けを行う

 

高齢者の入浴事故率は、交通事故の5倍に及ぶ多さと言われています。

 

入浴前後や入浴時、同居者が声掛けや様子見を行うことで、高齢者の体調変化に気づきやすくなります。

 

単身者が入浴する場合は、浴室の扉のそばなど、すぐ手の届く場所に携帯電話を置いておくなどすると安心です。

 

★入浴を控えた方が良い時は?

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・空腹時や食後すぐ

 

空腹時に入浴すると、水分不足や血糖値の低下を招きやすいため、貧血やふらつきの原因となる場合があります。

 

また食後すぐの入浴は、消化不良を引き起こす場合も。

食後の場合は、「食後1時間後以降」を目安に入浴しましょう。

 

・飲酒後や二日酔いの時

 

飲酒後の入浴も危険です。

入浴によりアルコールが全身に巡りやすくなり、さらなる酩酊状態に陥る場合も。

さらに脳貧血や不整脈、心臓発作の原因になるためご注意ください。

 

二日酔い時の入浴も、体内でアルコール分解による利尿作用で脱水症状になりやすくなっています。

二日酔い時の入浴はなるべく避けましょう。

 

もし入浴する場合は、入浴前後にしっかり水分補給を行いましょう。

 

・高熱時や体調不良の時

 

高熱時や体調不良時は、血圧の変化などによる体調の悪化を招く可能性があります。

 

体調や病状によって異なるため、不安な場合は医師に相談しましょう。



▼湯上り後の工夫で湯冷めしにくくなる!

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せっかく入浴で体を温めたのに、すぐに湯冷めしてしまう…という方は、湯上り後の行動に気をつけてみましょう。

 

・入浴剤を使用する

・浴室を出る前に手足に冷たい水をかける

・湯上り後はすぐに体を拭く

・発汗している場合は、汗が引くまで脱衣所で過ごす

・汗が引いてから服を着る

・髪をなるべく早く乾かし首や背中の冷えを防ぐ

・湯上り後に温かい物を飲む など

 

入浴後、暑いからといって扇風機に当たったり、過度に冷たい物を飲んだりすると湯冷めしやすくなります。

 

また入浴後すぐに布団に入ると、寝汗をかきやすくなり、体温が低下・風邪をひきやすくなりますのでご注意ください。

入浴後1〜2時間経過し、体温が低くなり始めたときが最適な入眠のタイミングです。

 

いかがでしたか?

少しの工夫が上質なバスタイムや効果に繋がりますので、ぜひ一度ご自身の入浴について見直してみてくださいね。

 

さて、湯河原で入浴といえば「温泉」です。

古くから名湯と伝えられる湯河原温泉。

 

泉質は弱アルカリ性で効能は幅広く、切り傷、打撲、外傷をはじめ、神経痛や腰痛、婦人病には特に大きな効能があります。

 

湯河原温泉の泉質と効能情報 - 四季彩のまち湯河原公式ホームページ (town.yugawara.kanagawa.jp)

 

なお温泉には入浴・飲用などによる医療法として「温泉療法」というものもあります。 

温泉は入るだけでもリラックスできますが、効果を知っておくとさらに楽しめますよ。

 

次回は、温泉療法を含めた「温泉」と「入浴剤」についてご紹介したいと思います。

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トキワ薬局では、健やかな生活をサポートできるよう、健康情報を発信したり、お客様へ健康に関する適切なアドバイスを行っております。

 

体の不調に関する悩み、漢方などに関してお困りの際は、一度当薬局へお越しください。

なお当薬局の健康食品は、薬剤師が吟味して取り揃えておりますので、いつでもご相談くださいませ。

 

当薬局では、新型コロナに関連した抗原定性検査を実施しております。

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