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さて今回は、この時期特にお悩みの方も多い「花粉症」についてご紹介いたします。
関東地方において、今年の花粉飛散数は例年の5倍!
まだまだ花粉シーズンは始まったばかりで、現在は全体飛散数の1〜2割程度しか飛散していないとのことです。
しばらく続く花粉シーズンを乗り越える参考にしてみてください。
◎花粉症に悩む方必見!一歩進んだ対策をしてみませんか?-湯河原のトキワ薬局-
花粉症を医学用語にすると「季節性アレルギー性鼻炎」。
アレルギー症状の1つで、飛散数に比例して症状が悪化しやすくなるという傾向があります。
★花粉症になりやすい人とは?誰しも発症する可能性あり!
一昔前は、花粉症は遺伝性のアレルギー症状だと考えられていました。
しかし最近では遺伝の他、自律神経の乱れなども発症に繋がることが分かっています。
家族の中に花粉症になっている人がいないからといって、花粉症にならないとは限らず、誰しもが発症すると考えていいでしょう。
《花粉症の代表的な原因》
・遺伝的なアレルギー体質
・睡眠不足や不規則な生活
・食生活の乱れ
・ストレス
など
★花粉症は放置しない方が断然良い!
花粉の飛散シーズンが過ぎるまで、ただやり過ごせば良いのでしょうか?
答えは「NO」!
①他の病気にかかりやすくなる
花粉症を放置すると、鼻腔や咽頭の粘膜にアレルギー症状による炎症が持続的に起こることになります。
本来粘膜は、バリア機能を持っており、ウイルスや細菌の侵入から守ってくれます。
しかし花粉症による持続的な炎症が、粘膜のバリア機能を弱めるため、ウイルスや細菌が侵入しやすくなります。
その結果、風邪やインフルエンザなどのウイルス性疾患を発症する原因に繋がってしまうのです。
②生活の質の悪化・ストレスに繋がる
花粉症を放置すると、くしゃみや鼻水などで仕事・家事・勉強など活動に少なからず支障が生まれます。
なんと花粉症は、学力・記憶力の低下とも関連していると言います。
さらに作業効率の低下などによるストレスが自律神経を乱し、より花粉症を悪化させてしまうことも…
★花粉症を発症したらどうする?
残念ながら今現在、花粉症の発症を止める薬や方法はありません。
では花粉症を発症したら、まずどうすれば良いのでしょうか?
・花粉をなるべく吸い込まないようにする
まずは、体内に侵入する花粉をなるべく減らすよう心がけましょう。
マスクや眼鏡の使用、ツルッとした花粉を落としやすい生地のアウターの着用、手洗いうがいの励行などが毎日できる手軽な対策です。
さらに帰宅後は、すぐに着替えるのもオススメですよ。
・マスク…装着すると花粉の吸い込む量を3分の1〜6分の1に減らしてくれます。
隙間から花粉が入り込まない、顔にフィットする使い捨てのものがオススメ。
・眼鏡…花粉症用のゴーグルメガネは、装着することで眼球への花粉の付着を約45〜65%軽減すると言われています。
・衣服…生地によって付着量がかなり違います。
露出している頭や顔は帽子で、手は手袋で付着量を減らすことができますよ。
代表的な生地への花粉付着率は、以下の通り。
※綿を100としたときの比率
引用 東邦大学 佐橋紀男氏
上記をふまえ、アウターならウールは避け、花粉を振り落としやすいツルッとした化繊や綿がオススメです◎
・免疫力を下げる行動を控える
飲酒や喫煙、睡眠不足、ストレスなどは体の免疫力を下げると言われています。
春は花見や歓送迎会などお酒の席も増えますが、程々に…を心がけましょう。
また、体が冷えると交感神経が高まった状態になり、体も疲れてきてしまいます。
症状がひどくなるのもうなずけますね。
体の冷えを改善したい時は、自律神経のバランスを取るために副交感神経を高めましょう。
以下のコラムでは、副交感神経を高め体を温めるための情報をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
冬の寒さに負けず体を「温める」飲み物や食べ物をご紹介-湯河原のトキワ薬局-
寒い冬にピッタリな体を「温める」栄養素などをご紹介-湯河原のトキワ薬局-
・適度に運動する
花粉を浴びたくないからと、家の中に引きこもってばかりいませんか?
適度な運動は抵抗力の向上をサポートしたり、自律神経のバランスを取るためにも有効です。
運動する時は、「屋内」「適切な運動量と時間」をキーワードに考えてみてください。
屋内の運動であれば、比較的花粉を吸い込みにくくなります。
なお屋外で運動する場合は、テレビなどで花粉の飛散量をチェックし、なるべく飛散量の少ない日を選びましょう。
過去のコラムでは、詳しい対策や花粉の飛びやすい日などの解説も行っています。
ぜひ一度ご覧ください。
・辛い時は市販薬を使用してみる
花粉症対策の一つとして、市販薬を使っている人もいらっしゃるでしょう。
しかし、使用している市販薬が症状に合っていなければ無意味であり、副作用の危険性すら高まってしまいます。
通常、市販されている花粉症(アレルギー症状を抑える)の薬には「抗ヒスタミン薬」が挙げられます。
ただし抗ヒスタミン薬には「第一世代抗ヒスタミン薬」と「第二世代抗ヒスタミン薬」とがあり、それぞれでメリット・デメリットが異なります。
以下のコラムでは、「抗ヒスタミン薬」について詳しく解説をしております。
こちらも合わせてご覧ください。
◎その不調はアレルギーかも?実は身近に潜むアレルギー-湯河原のトキワ薬局-
なお、当薬局では薬剤師へ薬のご相談も承っております。
市販薬には多くの商品が存在いたします。
持病がある方、初めて購入する方、これまで市販薬の内容について気にせず購入していた方など…市販薬購入の際は、ぜひ薬剤師へお気軽にご相談ください。
また、漢方薬を主体とし、アレルギーに対して体質改善によって症状を抑えていく商品もあります。
漢方を主体としている商品の中には、のどの渇きや眠気といった副作用が比較的起こりにくいという物もあり、日中の服用や長期服用もしやすいのがメリットです。
また花粉症は年々低年齢化しており、お子様にも多発しています。
強いお薬を飲ませたくない方、お子様の長い人生において体質改善などを考えている方にも、漢方主体のお薬はおすすめです。
お子様の花粉症にお悩みの際も、ぜひお気軽にご相談ください。
一時的な効果ではなく、今後を見据えた根本的治療とも言えますので、トライしてみるのはいかがでしょうか。
トキワ薬局では、健やかな生活をサポートできるよう、健康情報を発信したり、お客様へ健康に関する適切なアドバイスを行っております。
体の不調に関する悩み、漢方などに関してお困りの際は、一度当薬局へお越しください。
なお当薬局の健康食品は、薬剤師が吟味して取り揃えておりますので、いつでもご相談くださいませ。
当薬局では、新型コロナに関連した抗原定性検査を実施しております。
詳細はコチラをご覧いただき、お電話や店頭にてお問い合わせください。
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