湯河原の「くすりと健康相談薬局」トキワ薬局のHPをご覧いただきまして、ありがとうございます。
春本番、気候も良くなり外出の機会も増えてくる時期です。
そこで今回は、外出時に気をつけておきたい「食物アレルギー」と「紫外線対策」についてお話いたします。
ご自身はアレルギーを持っていなくても、小さなお子様やご家族などに食物アレルギーを持っている方も、ぜひご覧ください。
◎行楽シーズン到来!注意したい食物アレルギーや紫外線対策とは?-湯河原のトキワ薬局-
食物アレルギーとは、「本来は体に危害を与えない食物を体が異物と判断し、免疫反応が過敏に働いてしまう現象」です。
★食物アレルギーの症状は?どうやって対処する?
食物アレルギーの症状は多彩で、症状の重さも個人差が大きいです。
食べてから約1〜4時間以内に症状が現れることが多く、蕁麻疹・皮膚の赤み・むくみが一番多い症状と言われています。
特に乳幼児は、5〜10%の確率で食物アレルギーを持っていると言われます。
しかし乳幼児本人がアレルギー物質(アレルゲン)を正確に避けて食事をすることは困難なため、親や周りの大人が適切に管理する必要があります。
さらに、情報は定期的にアップデートしていくことも重要です。
食物アレルギーを含むアレルギーに関する情報は、以下のコラムでも紹介しています。
◎その不調はアレルギーかも?実は身近に潜むアレルギー-湯河原のトキワ薬局-
《症状が出た場合》
・蕁麻疹やかゆみなどが軽症である…飲み薬や塗り薬、スイッチOCT(処方箋なしで購入できる医薬品)で対処可能
・意識混濁や呼吸困難など重症である…救急車の要請、受診
蕁麻疹やかゆみなどの比較的軽い症状であれば、薬局で対応可能です。
眠くなりにくい製品や、子どもにも使える製品など種類や形状も様々ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
しかし対処法が分かっていても、まずはアレルゲンをなるべく摂取しないよう行動しておきたいもの。
「外出先で食物アレルギー対策をする」といった観点で、アレルゲン摂取を避けるための情報を次項でご紹介します。
★外食や中食へ不安を感じている人が多い現状
株式会社CAN EATが行った食物アレルギーを持っている人と外食にまつわる調査では、以下の結果が報告されています。
・約4割が外食時にアレルギーがあることを伝えている
・約8割がお店側の対応に不安を感じている
・約7割が外食先での食物アレルギー発症を経験している
外食や中食に対して、多くの方が不安な状態になっていることが分かっています。
それというのも実は、外食・中食では食物アレルギーに関する情報提供が義務付けられていません。
一部の外食チェーン店などでは店頭、メニュー表、一覧表、WEBサイトでの情報提供がされているものの、自身で対策・判断する必要性が高いのが現状です。
★自身や家族を守るために知っておきたいこと
消費者庁では、外食・中食の際の食物アレルギーに関したガイドブックを作成しています。
《一般消費者向け》(PDF)
《店舗側向け》(PDF)
外食や中食の際に、食物アレルギーの発症の確率を最小限に留めるには、消費者と店側の相互理解や協力が不可欠となります。
加工食品と違い、現状で明確なアレルギー表示のルールが定められてない外食や中食では、自分自身が誤食を防ぐという意識を持って楽しみましょう。
★春と夏は紫外線量がほぼ同じ!紫外線対策はしていますか?
①肌への対策
行楽シーズンになりましたが、まだまだ寒い日もある春先。
しかし紫外線量はしっかり増えているため、紫外線対策を真夏と同じようにする必要があります。
紫外線は日焼けだけでなく、皮膚がんや免疫機能の低下などにも繋がるため、甘くみてはいけません。
実は紫外線には「UV-A」と「UV-B」の2種類があり、どちらも4月から一気に増え始めます。
春の紫外線対策として、屋内や曇りの日にもしっかり日焼け止めを塗っておきましょう。
特に曇りの日はどんなに涼しくても、晴天時の6割以上の紫外線が降り注いでいるため油断は禁物。
日焼け止めに記載されている「PA値」は、UV-Aを防ぐ効果を示しています。
+の数が多いほど有効度が高いので、レジャーや屋内などシーンによって使い分けてみてください。
なお日焼け止めの使用期限は表示がない場合「未開封時は製造から3年」です。
昨年の日焼け止めを継続して利用するのは、必ずしもいけないわけではありません。
ただし開封済みの場合は、品質劣化に伴い、適切な効果が得られない場合もありますので、できれば1シーズンで使い切るほうが良いでしょう。
また肌が弱い方などは、刺激の少ない製品を選択することも必要です。
紫外線の他、スキンケアなど肌へのダメージ軽減については以下の記事もご覧ください。
◎お肌の大敵!乾燥や肌トラブルに負けない冬を過ごしましょうー湯河原のトキワ薬局ー
②目への対策
目も肌と同じく、紫外線の影響を受ける部位です。
特に日本人は欧米人と比べて顔の彫りが浅いため、紫外線を多方向から浴びやすく、目に入る紫外線量も多いと言われています。
また、紫外線の影響による目の病気も見逃せません。
紫外線の影響で生じる目の症状は、充血や痛みを感じる「紫外線角膜炎」や、「白内障」などが有名で、失明の大きな原因にもなっているのです。
外出時は、肌と同じように目にも紫外線対策をしてあげましょう。
帽子の着用は、目に入る紫外線量を20%減少させてくれると言われています。
またサングラスは、濃い色のレンズの方が効果がありそうですが、薄い色のレンズを選ぶことが重要!
濃い色のレンズは瞳孔を開かせる効果があり、かえって目に入る紫外線量を増やしてしまいますのでご注意ください。
③ビタミンD不足に注意する
紫外線対策を徹底し、これで一安心…とはいきません。
実は紫外線は悪いばかりでなく、体内に必要なビタミンDの生成に大きく役立っています。
紫外線対策を徹底している人や、屋内での活動頻度が高い人は、ビタミンD不足になっている場合もあります。
紫外線によるビタミンD生成量は、食物からの生成量の約3倍とも言われています。
1日に必要なビタミンDは15μg以上ですが、食物からはおよそ5.5μgですので、残り約10μを生成する量の紫外線を浴びる必要があるのです。
つまり紫外線対策をしつつも、適切な量の紫外線を適切に浴びることが健康につながります。
《10μgのビタミンDを生成するために必要な日光浴時間の目安》
夏季…およそ10分
冬季…地域差があるため、紫外線量を確認する必要がある
※手のひらを日光に掲げたりして太陽を浴びる面積を広げることで、日光浴時間は多少短縮されます。
楽しい行楽シーズンを健康的に楽しく過ごすために、食物アレルギーや紫外線への対策をぜひ行ってみてください。
トキワ薬局では、健やかな生活をサポートできるよう、健康情報を発信したり、お客様へ健康に関する適切なアドバイスを行っております。
体の不調に関する悩み、漢方などに関してお困りの際は、一度当薬局へお越しください。
なお当薬局の健康食品は、薬剤師が吟味して取り揃えておりますので、いつでもご相談くださいませ。
当薬局では、新型コロナに関連した抗原定性検査を実施しております。
詳細はコチラをご覧いただき、お電話や店頭にてお問い合わせください。
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